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村上春樹とアンナ・カレーニナ

長らく沈黙していた。

もちろんそれは怠慢だったから。でも、もう一つの理由は村上春樹病になってしまったから。
村上春樹を読み始めると、どうしてもあまりにも夢中になってしまって現実の物事が
考えられなくなってしまう。いつのまにか自分が村上春樹の小説の登場人物になってしまっていて、現実に目の前で起きていることを見たときに考えたことが自分の意見なのか登場人物の意見なのかわからなくなってしまう。そして、日々の行動までもが何となく登場人物と同じになってきてしまう。
これは『ダンス・ダンス・ダンス』や『海辺のカフカ』を読んだときになってしまった。今回は、『カエルくん、東京を救う』が始まりだった。
スペインでホテルのテレビでEURO2008をテレビ観戦し、その後、venue となったウィーンへ行って、余韻に浸りながらカエルくんのことを考え、サンクトペテルブルグに行って『カエルくん』に出てきた機関車のルーツをさぐるべく突然、『アンナ・カレーニナ』を読んでいる。『アンナ・ケレーニナ』には恐ろしくてこずっている。これは私の読むタイプの本ではない。おかげで春樹病が治りつつある。

今週末にはザンスカールに行くので、そろそろ頭をチベット仏教モードに切り替えていかなければ。
by gajumalo | 2008-08-19 22:32 | その他
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